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 平成廿年九月から西国巡礼中興の祖 花山法皇の一千年御忌を迎えるに当たり、西国札所の寺院で御本尊様の御開帳が行われることを知り、西国三十三所札所の巡礼を始めました。
 その後、神佛霊場巡拝の旅が始まりましたので、併せて西国の神社仏閣も併せて廻るようにしました。
                        
  第一期  平成 廿 年 十 月廿四日 〜  十 月廿八日 
     平成23年1月1日 西国七番札所 岡寺を載せました。
  第二期  平成 廿 年十一月廿八日 〜 十二月 一 日
  第三期  平成廿一年 三 月十二日 〜  三 月十四日
  第四期  平成廿一年 四 月廿九日 〜  五 月 一 日
  第五期  平成廿一年 九 月十五日 〜  九 月十八日
  第六期  平成廿一年 十 月十五日 〜  十 月十九日
  第七期  平成廿一年 十 月卅一日 〜 十一月 四 日
  第八期  平成廿一年十二月十九日 〜 十二月廿三日
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少々お時間がかかります。
 
 平成廿年10月23日21時35分大宮駅西口発の夜行バスで伊勢市に行きました。
24日伊勢神宮を参拝して、特急南紀5号で那智勝浦に着き、宿坊尊勝院に泊まりました。

 25日、朝5時から西国一番札所青岸渡寺さんの勤行に参加しました。
生まれて初めて観音経を唱え、心が洗われる思いでした。
境内に出ると、真っ赤な朝焼けがとても美しかったです。
石段を降りると、三重塔と那智の滝に魅せられました。
7時58分のバスで那智勝浦駅に行き、特急電車で和歌山へ向かいました。
二番札所の紀三井寺をお参りしました。
女厄除けの坂、男厄除けの坂、還暦厄除けの坂は、とても厳しかったです。
三番札所の粉河寺は200年ぶりのご開帳でした。

 26日雨の中、山道を上り四番札所槇尾観音さんをお参りしました。
とてもきれいな観音さまでした。
大阪に入り、五番札所の葛井寺にようやっと間に合いました。

 27日、山道を上り、六番札所の壺阪寺では大きな千手千眼観世音菩薩に引き込まれそうになりました。
七番札所の岡寺も上りの山道でした。
八番札所の長谷寺の観音様は、鎌倉の長谷観音と兄弟だそうです。

 28日、九番札所興福寺南円堂の観音様をお参りして、北円堂、五重塔、東金堂、国宝館を廻りました。
その足で奈良国立博物館で正倉院展を見ました。
すぐ近くでしたので、東大寺をお参りしました。
修学旅行以来の大仏さんでしたが、やはりとてつもなく大きかったです。
京都から新幹線に乗って帰りました。



 
 この度、西国三十三所観音霊場会では、全札所寺院が一同に揃って『「覚醒観世音菩薩蕪悲の心」-西国三十三所結縁御開脹-』を催すことに致しました。
 この行事は、西国霊場各御寺院のご本尊(観世音菩薩様)を平成廿年九月より平成廿二年五月末までの間に、順次御開帳申し上げ、観世音菩薩様に皆様方の目の前に御出ましいただき、一人一人と『縁』を結んでいただくというものであります。
私たち日本人が古来より大切にしてきた『謙虚な心』『慈しみの心』はどこへ消えてしまったのでしょうか。今一度、「命の尊さ」、
「人を思いやる心」というものを考えなければならない時なのです。
まさに此処に、観音様の大きな慈悲の心に触れていただきたいと願っているのであります。観音様は最も慈悲が深い仏であり、様々な人の姿を借りて困っている人を助けると説かれています。実は慈悲の心というものは、観音様ほど大きくなくても、白分の心の中にもちゃんと存在しているものでもあります。悲しいかな、使利さやわがままの実現ばかりを追求している現代の風潮の中で、だんだん気が付かなくなっているのであります。
西国巡礼中興の祖 花山法皇の一千年御忌を迎えるに当たり、観音信仰を広めようとされた多くの宗教者、巡礼者の願いに思いを馳せてみましょう。この結縁開帳を通して、観世音菩薩様の御宝前にお立ちいただき、静かに白分の心を見つめる時、一人一人の自分の心の中のこの存在に気が付く事が出来るはずなのです。そうなのです。観音様は実は普くおわします。あなたのすぐ横にいる人が観音様であると言うことに気付く、そうすればあなた自身もそうであることに気付くはずなのです。仏像だけが教えてくれるのではありません。いつでもどこでも、誰からでも学べるものなのです。そうすればおのずと謙虚さが生まれてくるものです。ですから仏様の前だけで謙虚であってはなりません。すべての人に尊敬と感謝の気持ちを貫かねばならないのです。つまり、私たちの心が観音様の心と一つに繋がるとき、本来あるべき人間の心を取り戻し得るのです。このことが、この乱れた世相を正す事に不可欠なのであります。
 どうぞ、皆様には、この意義をよく御理解いただき、是非この機会に御参拝下さいますよう、ご案内申し上げます。
                                                           
                                                         西国三十三所観音霊場会より





















































西国廿八番札所 成相山 成相寺 五重塔